天崎剣
使用画材
シャーペン(0.5mm)・消しゴム・パイロット製図用インク・丸ペン(ゼブラ)・MAXON COMICINK・ぺんてる筆ペン(顔料インク)・ライトボックス(デリータ)・ガーゼ・脱脂綿
使用トーン (順不同)
デリータ:SE-861(月)/SE-535(闇)/SE-546(男着物)/SE-272(男全体ホワイト)
IC:S-61(影)/S-686(下半分背景)/S-766(下半分背景)
レトラセット:C-40(セーラー服・靴)/C-123(屋根瓦)
(1)下絵を描く
考えたまま、適当に描いていきます。あまり深く考えずに、こんな感じのポーズで…、くらいのアバウトな感覚でざくざく描きます。
表情はこのとき大体完成しています。表情がうまくいかないと、またやり直します。
デッサン苦手なので、そういう細かいところは後にして、全体の画面のバランスが整ったら、下絵をおわります。
とりあえず、どんなものを描くか大体の位置が描いてあるだけみたいです…。松の木とか日本家屋とか描くらしいですね~。大丈夫かな…。
(2)ペン入れ
基本的に下絵と別の紙にします。なぜかというと、必ずと言っていいほどペン入れ失敗して凹むからです。
相当気合を入れないと描き直しになるんですよw
で、下絵が適当すぎるので、更に細かく下絵を描き、その上でペン入れをします。
屋根瓦と松の木と刀のつばは資料探してひたすら描きます。背景は自分なりに配置(バランス)を考えてはいますが、殆ど一発描きに近いですw
色々細かいところがはみ出たり怪しい描き方になったりしていますが、後で修正します。
(3)ベタ・ホワイト
消しゴムかけして、ベタ入れします。
セーラー服と髪の毛だけはこの時点でベタと決めていたので、黒くなりすぎない程度に塗ります。
終わったら、ホワイトを入れます。細かい作業過ぎて肩こりました。一部消しすぎのところは後で何とかすることにしよう…。
(4)効果・トーン
トーンを貼る前に、屋根の上に妖気が立ち上がった何か、がいるイラストをイメージしていたのを思い出して、トーンで何とかできないかいろいろ探った結果、どうにもならず、アナログ処理。
ガーゼに脱脂綿を包み、インクをつけてインクがのりすぎないよう注意しながら叩きつけました。よくホラー漫画でやる手法ですね~。
その後せっせとトーン貼り。だんだん画面が黒くなっていきます。納得いくまでせっせと貼ります。
月と人物の回りは砂消しで削りました。他の削り部分は殆どデザインカッターのみです。モアレが出ないように全て60線のトーンを使用します。
トーンが濃くて見えないので、ライトボックスが無いと作業できません(T_T)
貼るときはめんどいので深く考えず思ったまま貼っていきます。トーン細かいくせにそういうところずぼらなんだよね…。
(5)ホワイト処理・仕上げ
仕上げです。下半分、男性のシルエットにホワイトのトーンをかけました。
あやかしの部分にはホワイトをやはり脱脂綿に付けてたたきつけています。
全体にホワイトを散らして光を演出。完成です!
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どうですか~。結構昔のですけど、今はアナログで描く人少なくなってきましたからね。
技法として使えるかどうか。
プロの漫画家を目指している人は、色々道具をアナログデジタルともにそろえておいた方がいいですよ。
効果によってどちらか選んで描くとより表現の幅が広がると思います。以上、モノクロメイキングでした!
こっそりこっそりお気に入り画像に入れてます、美男子!
アナログテクはですね、昔漫画家目指していたのでいろいろ知ってるんですけど、今じゃなかなか使いませんねw
デジタル知ってずぼらになった気がします(遠い目
お兄さん、かっこいいですか~、ありがとうございます^^
息子には女子高生が怖いと言われてちょいとへこみましたorz