<< RingMaster完結
表紙画像up >>
カラーメイキング<夜狗編>
2009-06-11 05:27:52  | コメント(4)

カラーは年に数枚しか描かないんですよ。時間がかかるから。
なので、参考にはならないかもしれませんが、とりあえず。
独学、自己流です。(説明書とかハウツーとか読みません)

今回は、描くといって半年近く放置していたイメージイラストをいい加減仕上げてみました。
http://ncode.syosetu.com/n0630f/
↑俊衛門さん作「夜狗―YAKU―」

i966
↑メイキングです。

(1)イラストをスキャンします
コピー用紙に鉛筆で描いてます。ペン入れとかしません。
無駄な線は極力描きませんし、描き直しもしません。
さっと描いたものをそのまま使ってます。その方が味が出るかなぁと。
スキャン後、Photoshop7.0にて明るさコントラスト調整・トーンカーブ調整して、きれいな線画にします。
ゴミはこの辺りで気になる部分だけ消します。

(2)下地の塗り
作業をSAIに移します。
線画を乗算にして、その下にレイヤーをたくさん作り、部分毎に下地を塗ります。
右上男の髪の毛、その肌、その他の人物髪の毛、肌、服その1、その2、銃、背景、くらいに分けました。
このときはマーカーツール、塗り100%でがつがつ塗ります。はみ出しとか気にしません。後で消すので。

(3)下地の余分な箇所を消しゴムで消します
消しゴムツールで余計な部分を消しながら微調整。
一緒にツールをアクリル(キャンパス)に変えて塗りと水分量、混色具合を調整しつつ塗っていきます。
右上の男の肌が他の人物に被さっているので、ほどよく透けるようにしています。女の子の長い髪の毛も同じです。
この作業で大体の色の領域を決定させます。

(4)透明部分の保護をします
勢いよく塗りたいので、透明部分の保護という機能を使います。
レイヤーの「透明部分の保護」ボタンを押すと、そのレイヤー上においてある色以外の場所(まだ透明な部分)には色がおけなくなります。マスクのような効果です。これはSAIだけでなく、Photoshopにもあるので、使うと便利ですよ。

(5)保護したレイヤーにがんがん色を塗っていきます
影のためのレイヤーとか、使いません!
そのまんま下地を塗ったレイヤーを使い、がんがん塗ります。下地の色とずいぶん違うところもありますが、その辺気にしない!
勢いで塗りまくります。

(6)全てのレイヤーに色を入れます
下地レイヤーの他に、背景の炎、建物、空、遺伝子図、細胞、その背景、というレイヤーを新たに設け、更に塗ります。
遺伝子図と細胞のレイヤーのみ覆い焼きにしていますが、その他は全て普通のレイヤーです。
最後に、線画レイヤーの下に、流血レイヤーを作って、血を流してみました。

(7)文字入れ
SAIでの作業は終わりです。psd形式で書き出し、Photoshop7.0で再編集。
文字を入れて完成です!
i967
こんな感じでざっくり描いてます。

Photoshopで美麗イラストを! と言う方は、ブログ虹の向こう(http://rainbowandthesky.blog.shinobi.jp/)のCG講座の記事を参考にしていただくといいかもしれません。ツールの説明とか、効果の説明とか、結構細かくしたものが置いてありますよ。


>やまづきさん
SAI仲間ですね(笑
みてみんではあまり使ってる人はいないのかな?
CG講座はちょいと昔のですけど、参考になれば幸いです。
……とか。偉そうなこといってますが、私も素人なんで、鵜呑みはしないでくださいねw
もっと効率的な塗り方あったら私も知りたい(涙
投稿者:天崎剣  [ 2009-06-12 05:36:33 ]


>あやめさん
SAIを使う前はPainterも使ってたんですけど、どうもしっくり来なくて。今はこれが一番です。
SAIだと、アニメ塗りから厚塗りまで色々出来るんですよね。Photoshopでは厚塗り感が上手く出せなかったので、重宝してます。
私はアクリル塗りが好きで塗ってるんですが、水彩塗りも出来ますし。試してみると面白いかもです。
色は思ったままおいているので、バランスがとれているかどうかは微妙ですけどね~(汗
投稿者:天崎剣  [ 2009-06-12 05:22:50 ]


あいかわらず凄いです!
自分もSAIを使っているんで参考になりますよー。

CG講座も拝見させてもらいます!
早くまともに塗れるようになりたいっす!
投稿者:  [ 2009-06-11 22:12:34 ]


メイキング、お疲れ様です!
 着色をなにでされているのかなあと思っていたのですが、SAIで塗っていらっしゃるのですね!!
 アクリルという機能があるのですか……うう、まったく想像がつかないです。
 背景にオレンジと緑を用いられていて、そんなにたくさんの色は感じさせないのに、地味じゃないですよね、すごいです!
 
 
 
投稿者:  [ 2009-06-11 09:05:06 ]